用語名

連濁

れんだく

用語詳細

合成形式の後項成分の語頭音が清音から濁音に転じる現象である。和語は、前項と後項とが対等の結合でない複合語で、かつ後項第2音節が濁音でない場合に連濁する。例えば、「川+口→川ぐち」、「山+桜→山ざくら」など。「あと+さき」「白+黒」のような対等結合、「黒+こげ」「大+風」のような後項第2音節が濁音の語は、連濁は起こらない。漢語は、原則として連濁しない。ただし慣用の度が高い複合語は、連濁が見られる。「水+鉄砲→水でっぽう」「骨折り+損→骨折りぞん」。連濁は「語の認定」の有力な証拠の一つともなるものである。

検索インデックス


検索カテゴリー

語彙意味

アークアカデミー 日本語教育能力検定試験 対策講座