用語名

音楽

おんがく

用語詳細

各地の遺跡から石笛・土笛・琴や楽器を持つ埴輪などが出土するので祭礼と関わりつつ音楽が発達していたことが推測される。
5 世紀以降には大陸の楽団が日本にやってくるようになり、7 世紀初頭には百済の楽人が呉(ご、中国南方)の伎樂(無言仮面舞踏劇)の指導を始めている。8 世紀初頭国立音楽舞踏学校である「雅樂寮」が大宝律令によって発足し、和樂・唐樂・三韓樂・伎樂の4部門を学習体系とした。これより現代に至るまで日本の音楽学習の場で優位に立つものの源が外国音楽に由来する、という様相を維持し続けることとなる。「雅樂」は本家の唐のそれよりゆっくりしたテンポになって発達してきた。一方、仏教とともにインドから中国に渡った声明(しょうみょう)も日本に定着し現代に至っている。
明治以後の洋楽の流れは本稿では省略する。

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