用語名

漢字制限論

かんじせいげんろん

用語詳細

漢字はその膨大な数と複雑な字形からなかなか国民の間に普及しなかったため、この事態をなんとかしたいという声が幕末あたりから出始めた。有名なものでは前島密の「漢字御廃止之儀」(1866)という建白書がある。また明治に入ってからは福沢諭吉が「文字之教」(1873)を発表し、使用する漢字の数を制限することを主張した。この流れを政府の施策として初めて実施したのが「当用漢字表」(1946)であり、その後も「(旧)常用漢字表(1981)」、そして「常用漢字表(2010)」と続いている。

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