用語名

言語の文脈依存性

げんごのぶんみゃくいぞんせい

用語詳細

ことばによって情報が伝達されるのは、いずれの言語にも共通している特徴だが、そのことばの発せられた文脈状況にも情報は含まれる。ホール(1970)は文化によって言語の文脈依存性が異なることを指摘し、高文脈文化(高コンテクスト文化)と低文脈文化(低コンテクスト文化)があると考えた。日本語は高文脈文化とされる。日本語話者の社会の人間関係が密接で情報が共有化されているため、言語で明確に表現しなくても理解が成立するが、発話を正しく理解するためには、言外の意味を知ることが重要となる。

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