用語名

コミュニカティブ・アプローチ

こみゅにかてぃぶ・あぷろーち

用語詳細

オーディオ・リンガル・アプローチへの批判を通して、1970 年代初頭に誕生、発展してきた、コミュニケーション能力を養成することを目的とした教授法の総称である。ヨーロッパのウィルキンズらが開発した概念シラバスや機能シラバスを取り入れ、教室活動のコミュニケーション中心主義を特徴とする。言語を場面や文脈と結び付けながら実際的な伝達能力を養成する教授法。実際の教室活動でもできるだけ現実の場面に近付け、どんな場面で、どんな言い方をして、どのように目的を達成するかを考えることに重点が置かれる。具体的にはタスク、ロール・プレイ、シミュレーションといった現実のコミュニケーションに近い形態の練習を行う。伝達能力(communicative competence)の概念はアメリカの社会言語学者ハイムズ(Dell Hymes)が提唱した。

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