用語名

抄物(しょうもの)

しょうもの

用語詳細

中世から近世にかけての漢籍や仏典などの講義の際の、講義をする人や受講者のそれぞれの手控えを「抄物」という。「抄物」というのは、原典の書名に「抄」を付して例えば『蒙求抄』などとして残されていることによる。手控えは、口語的・文語的さまざまであるが当時の言語の様相を推量し得るので言語資料として有用である。

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