用語名

自文化中心主義(ethnocentrism)

じぶんかちゅうしんしゅぎ

用語詳細

自分の属している集団の文化をもっとも正しいものと考え、その基準によって他の文化を判断すること。カタカナでエスノセントリズムと書かれることも多い。普段、自分の文化を絶対のものと思っていなくても、実際に異文化に出会った時、自文化の価値観でそれを判断してしまうことも含まれる。例えば、外国に進出した企業の駐在員が従業員の多くが定時で帰宅してしまうのを見て、この国の人はなまけものだと考えるような場合である。自民族中心主義と言われることもある。自文化中心主義に対して、どの文化もそれぞれの環境の中で作られてきたものであって、どちらの文化がいいということはないとする考え方を文化相対主義(cultural relativism)と言う。

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