用語名

ソシュール

そしゅーる

用語詳細

スイスの言語学者(1857 − 1913)。シニフィエとシニフィアン、共時言語学と通時言語学、ラングとパロール、連合関係と統合関係など、言語の性質を二項対立で説明しようとした(ソシュール的二分法という)。著書はなかったが、彼の死後弟子たちが講義録からまとめた「一般言語学講義」(1916)によってその考え方が知られるようになった。これにより、それまでの雑然とした知識の集積であった言語学が体系的学問に発展し、通時的研究から共時的研究中心へと関心が移り、ヨーロッパにおいて構造言語学と呼ばれる学派が生じるに至った。

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