用語名

定家仮名遣い(ていかかなづかい)

ていかかなづかい

用語詳細

藤原定家(1162 − 1241)は、『下官集』で、「を・お/え・へ・ゑ/ひ・ゐ・い」の三種類八項目の仮名遣いについて語例を列挙し、古来の表記が発音の変化に伴って乱れている誤りを正そうとした。さらに、約1世紀後に行阿が『仮名文字遣』で、「お・を・ほ/え・へ・ゑ/ひ・ゐ・い/は・わ/う・ふ・む」について増補した。この二者の仮名遣いを「定家仮名遣い」という。歌人をはじめ広く行われた仮名遣いである。が、古い文献に詳細に当たることはしなかったらしいので、誤りも認められる。

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