ゲームの理論(theory of games)とも言う。数学者J. フォン・ノイマンと経済学者モルゲンシュテルンとの共著『ゲームの理論と経済行動』(1944)を出発点として発展した理論であり、室内ゲームから、政治、経済、社会に至るさまざまな問題をゲームとして定式化するものである。プレーヤーとルールは比喩的に設定され、プレーヤーは自主的な判断にもとづいて行動する。プレーヤー間で話し合いを行い、それぞれのとるべき行動について取決めを結ぶことが可能であるとき、そのゲームを協力ゲームと呼び、そうでない場合は非協力ゲームと呼ぶ。