用語名
ゲシュタルト心理学
げしゅたるとしんりがく
用語詳細
ゲシュタルトとはドイツ語で「形態」のこと。あるまとまった構造を持つものといった意味。19 世紀のドイツ心理学は人間の心理をいろいろな要素に分け、分析していく「要素心理学」が中心だった。それに対し、エーレンフェルスという心理学者は全体の形に注目することを提唱した。その後、ヴェルトハイマー、コフカ、レヴィンといった心理学者によりゲシュタルト心理学が完成されていった。例えば、あるメロディーは1オクターブ高く演奏しても、同じ曲として理解される。これはその形態が同じだからである。ゲシュタルト心理学者の中でも、特に、レヴィンはある人間とそれを取り巻く環境を心理学的な「場」と捉えた。GDM(Graded Direct Method) という言語教授法はゲシュタルト心理学の影響を受けている。GDM では常に文と場面との関係を考慮し、学習を進めていく。
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