用語名

高次精神機能

こうじせいしんきのう

用語詳細

ヴィゴツキーは、スキャフォールディングを得て課題を遂行できた子どもの解決能力を、「高次の精神機能」と呼び、真の能力であるとした。また、人間に固有のこの高次精神機能の発達のプロセスを、精神間カテゴリー(社会的水準)から、精神内カテゴリー(心理的水準)への移行ととらえた。つまり、高次精神機能は、当初は人々との共同活動、社会活動の中で発生する外的な、精神と精神の間に成立する成員間の共有の過程として機能するが、それは次第に個々人の中に内面化され精神内的機能に進化すると考えた。

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