用語名

国語国字政策

こくごこくじせいさく

用語詳細

日本では古来,国語国字問題には関心が深かった。明治維新前後では契沖仮名遣いが最も一般的であったが,漢字廃止論,漢字制限論,ローマ字採用論など多彩な議論が行われた。ただし,戦前では一時期,棒引仮名遣い(長音符号として「ー」を使う)が行われたに過ぎない。
具体的には,昭和21年の「当用漢字表」「現代かなづかい」の制定から始まった。これは漢字制限論の具体化である。
日本における明確な言語政策といえる。

2018年現在においては,次の事項が内閣告示により示されている。
1986年「現代仮名遣い」
2010年「常用漢字表」改定,「送り仮名の付け方」改定

なお,2004年「人名用漢字別表」追加は戸籍法施行規則による。
2000年「表外漢字字体表」は,国語審議会による答申であり内閣告示になっていない。
また2004年に日本工業規格(JIS)により日本語用の「符号化文字集合」(フォントJIS X 0213:2004)が定められている。

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