用語名

鎖国とオランダ風説書き

さこくとおらんだふうせつがき

用語詳細

1543 年に始まったポルトガル人との接触を江戸幕府は禁止し、オランダの商館を長崎の出島に定め、1641 年鎖国が始まった。長崎の出島には清朝(1616 − 1912) の交易船も来航していたから、鎖国とはいうものの国外に全く扉を閉ざしたわけではなく、中国やヨーロッパの文物を輸入し、日本は伊万里焼(磁器)などの品々を輸出していた。幕府はヨーロッパ諸国のなかで唯一交易を許したオランダの商館長に「オランダ風説書き」(商館長が書いた報告を通事が翻訳)を提出させ、この風説書きを通して海外の事情を窺い知ることができていた。

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