用語名
社会的スキーマ
しゃかいてきすきーま
用語詳細
スキーマとは、外界の情報を処理したり、その情報に基づいて認知的な処理を行ったりする際の枠組みとなる、過去の経験に基づいて体制化された長期記憶の知識構造である。提唱者としては、バートレット、その後ラメルハートとオートニーらが挙げられる。似た概念を表す用語としてミンスキーのフレーム、シャンクとエイベルソンのスクリプトがある。
スキーマのうち社会的事象や人などに関するものを社会的スキーマと呼ぶ。
社会的スキーマには、
①パーソン・スキーマ (他者の行動のもととなる特性や他者の目標についてのスキーマ)
②セルフ・スキーマ (自己、あるいは自己の特定の側面についてのスキーマ)
③ロール・スキーマ (職業、地位など社会的役割に関するスキーマで、ステレオタイプ的でもある)
④イベント・スキーマ (ある社会状況における事象の系列に関するスキーマ。スクリプトとも呼ばれる)
などがある。
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