用語名

字体と字形

じたいとじけい

用語詳細

字体そのものは個々の文字の本来的な骨組みと考えられる形で、抽象的、観念的であって、目に見える存在ではない。いわば「基本形観念」である。これを基準として、現実に実現した文字の形が「字形」である。字体と字形は、基本形観念とその「実現形」といえる。人は字形を通してその文字の字体を知り、あるいは既に字体を知っているからこそ眼前の文字が認識できるのである。

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