用語名

精密コード(elaborated code)と制限コード(restricted code)

せいみつこーどとせいげんこーど

用語詳細

言語変種としてみたとき、比較的改まった場で表現することばと、くだけた場で表現することばがあるというように二つの種類のコード(言語)がある場合に切り替えて使用する場合がある。コードスイッチングである。
前者を精密コード,後者を制限コード(限定コード)という。
精密コードは,情報を的確に伝えるために多くの語彙や、広い範囲の文法を用いる。例えば学術論文やリポートで詳細な論理構成が必要な場合である。
一方,制限コード(限定コード)は、論理性よりもコミュニケーションにおける情緒面が重要な場合に用いられる。暗黙の了解事項や非言語行動を伴うことも多く,感情表現などに適している。バーンスタイン(1970 年代)が提唱した表現。

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