用語名

タイポロジー(類型論)

たいぽろじー(るいけいろん)

用語詳細

類型論とは似通った性質に基づき、ある集合の中から類型を見つけ出していくもの。言語類型論(linguistic typology)でよく知られているのは、19 世紀にフンボルトが行ったもの。言語を孤立語・膠着語・屈折語・抱合語の四つの類型に分けた。他に母音の数や円唇母音を持つかどうかなどで分けていく音韻類型論、語の屈折(活用)が語頭、語中、語末のいずれで起こるかで分けていく形態類型論、語の並び方がSVO 型かSOV 型かVSO型かによって分類していく統語類型論などがある。音韻類型論を見ると、三母音:セム語、タガログ語など、五母音:日本語、スペイン語など、鼻母音有り:フランス語、ポルトガル語など、鼻母音無し:英語、ドイツ語、ロシア語などといった分類をすることができる。

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