用語名

已然形

いぜんけい

用語詳細

古典文法での活用語の活用形の一つ。
(1)助詞「ば」が接続して、既にある事実を条件として後で述べることが成り立つ、確定条件を表す。
 ・いと幼ければ、籠に入れて養う。(「竹取物語」)=たいそう幼かったので、籠に入れて育てた。
(2)係助詞「こそ」の結びに用いられる。
 ・折節(おりふし)のうつりかはるこそ、ものごとにあはれなれ。(「徒然草」)

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