用語名

手爾葉大概抄(てにはたいがいしょう)

てにはたいがいしょう

用語詳細

語学書。藤原定家の作といわれていたが、鎌倉末期以降の成立と推定されている。和歌を作るときに「て・に・は」は「ゆるがせにしてはならない」として、「て・に・は」の用い方が非常に重要であることを述べている。ヲコト点という符号は漢字の四隅・四辺上・中央などの位置に符号を付けて、その位置と形によって読み方を示すものであり、このヲコト点が、左下から左中、左上の順に読むと「テニハ」となるので付けられた名称。和歌を作った人々の文法意識を知ることができる書。

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