用語名

てにをは

てにをは

用語詳細

漢文を訓読するときに、膠着語である日本語の有する助詞・助動詞・活用語尾などを補って読み下した。漢字の左右上下などに胡粉や角筆などで印を付けることによって、それらの代用とした。例えば、ある漢字の左の下隅に印があればその漢字に「テ」と補って読み、左の上隅が「ニ」、右の上隅が「ヲ」、右の下隅が「ハ」とする、という具合である。左下から右回りに続けると「テニヲハ」となるところから名付けられた。このことから、助詞・助動詞の用法までも「てにをは」という。

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