マルティネ(1949)によって提唱された概念。文はまず意味をもつ形態素という単位に分けられ、形態素はさらに音素という単位に分けられる。例えば「私は家でサラダを食べた」という文は「私/は/家/で/サラダ/を/食べ/た」のように形態素に分けられ、各形態素は、「食べ」が / tabe / に分けられるように音素に分解できる。言語は少数の音素から多数の形態素を作り出しており、形態素は組み合わせによって無限の文を作り出すことができる。このような言語の仕組みを二重分節性といい、形態素のレベルを第一次分節、音素のレベルを第二次分節という。