【2022年度対応】日本語教育能力検定試験とは?難易度や合格率、おすすめの勉強方法
2022/01/12
2024年から始まった「登録日本語教員」制度の試験「日本語教員試験」についてはこちら
日本語教育能力検定試験は、日本語教員として働くときに必要とされる資格です。この資格がなくても日本語を教えることはできます。ただ、多くの日本語教員の求人では日本語を教える能力を測る指標として、日本語教育能力検定試験が活用されています。今回は、日本語教育能力検定試験の内容や難易度、合格率などをご紹介します。
日本語教育能力試験とは
日本語教育能力検定試験は、日本語教育に携わるにあたって必要となる、基礎的な知識や能力が身についているかどうかを問う内容です。日本語教師として働く上で必須の資格ではありませんが、多くの日本語学校では、日本語教育能力検定試験に合格している、もしくは日本語教師養成講座 420時間コース修了のいずれかが採用条件になっています。
受験者の制限はなくだれでも受験可能
日本語教育能力検定試験は、受験者の制限がなくだれでも受験できます。国家資格ではありませんが、日本語教師養成講座 420時間コースを修了する以外のルートで日本語教師を目指す人にとっては、重要な資格であると言えます。
試験は年1回、全国7都市で開催
試験は年に1回、10月に北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、九州の全国7地区で行われます。
令和4年度の試験は、10月23日(日)です。受験料は、14,500円(税込)の予定です。合否発表は、令和4年12月23日(金)で、試験実施から合格発表までは約2ヶ月間となっています。
令和4年度の実施要項は、4月下旬頃公表予定です。
出題範囲と出題形式について
令和4年度の試験より「必須の教育内容」 (文化庁)に準じた出題範囲に移行しますが、このの出題範囲の移行によって出題内容が全面的に変 わるものではありません。
日本語教育能力検定試験は、今後も日本語教師の養成段階を修了した時点で求めら れる知識・能力が一定の水準に達しているかを検定する試験として実施されます。出題形式も従来の試験と変わらず、試験Ⅰが90分で100点、試験Ⅱ(聴解試験)が30分で40点、試験Ⅲが120分で100点となっています。
詳しくは、こちらをご確認ください。
日本語教育能力検定試験の難易度や合格率
過去の受験者数や合格者数のデータをみてみましょう。応募者、全科目受験者、合格者の数は公式の発表によると、令和3年度は応募者 10,216人、全科目受験者 8,269人、合格者は 2,465人でした。
参考:日本語教育能力検定試験 応募者・全科目受験者・合格者数 推移
合格率は20%台後半
令和3年度は、応募者、全科目受験者は前年度より減りましたが、令和元年度と令和2年度の応募者は2年連続で11,000人を超えました。
全科目受験者に占める合格者の割合(合格率)は約29.6%で過去最高でした。第1回からの推移では、17%から、28%の間で合格率が推移していますが、ここ数年は28%台と上昇傾向にあります。ただし、合格者には成績通知も行っていないので、正確な合格ラインについては不明です。
難易度はどれくらい?
難易度については、全科目受験者のうち、概ね四分の一程度が合格する試験ですので、難関であるとは言えません。準備をしっかりと事前にしておけば、合格の可能性はだれにでもあるというレベルの試験です。
日本語教師養成講座や、日本語教育能力検定試験対策講座などを活用したり、あるいは独学であれば過去問を徹底的に演習する、テキストを網羅するなどすれば、合格は夢ではありません。
日本語教育能力検定試験の勉強法
日本語教育能力検定試験はだれでも受験できますが、入念な準備をしなければ合格はできません。そこで、専門学校、通信講座、市販テキストなどを活用して試験対策を行うことが必要です。
過去問や教材の入手方法や活用方法
令和4年度の試験から出題範囲が移行しますが、それによって出題内容が全面的に変わったり出題形式が変わったりするわけではありません。そのため、今までの過去問を有効活用しましょう。
日本語教育能力検定試験の過去問は、書籍として販売されていますので、お近くの書店や、ネット通販などで入手することが可能です。過去問を解いていてわからない部分がでてきたら、その都度テキストや用語集に戻って復習をしてください。このほか、聴解問題の問題集などを必要に応じて揃えていきましょう。
ちなみに、アークアカデミーの「日本語教育能力検定試験対策講座」では、長年のノウハウが詰まった検対策教材で実力を付けることができます。問題演習、記述対策、聴解演習など、オリジナルの教材で学ぶことができます。
独学でも合格に必用な力は身に付くのか?
予算的に、専門学校や通信教育は厳しいという人は、独学でもいいでしょう。試験対策を自分で行うことは大変かもしれませんが、合格は不可能ではありません。独学で合格した人もいます。しかし、もし、何も前提知識を持たない人の場合は、独学でも無理ではないものの、そもそも試験勉強が得意な人や根気強く頑張ることのできる人でないと難しいということを意識してください。
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