大好きなハノイにもう一度!~満喫の日常生活のご紹介~ | 日本語教師養成講座のアークアカデミー

大好きなハノイにもう一度!~満喫の日常生活のご紹介~

2024/06/06

山根 勝之さん
山根 勝之さん
日本語教師養成講座
通信コース2022年11月修了

アークアカデミー養成講座受講生、卒業生の皆様

みなさん、こんにちは!

私は2022年11月アークアカデミーの420時間通信コースで養成講座を修了した山根と申します。

私は1996年12月から台湾3年、オランダ1年半、タイのバンコク15年、そして2023年2月までベトナムのハノイに6年住んでいました。この20数年日本を離れ海外で日本語を教えていましたが、実は、420時間の養成講座修了証を持っていませんでした。ずっと、養成講座を受講したいと思ってはいましたが、通学コースだと一旦帰国を余儀なくされます。そのため受講したくても受講できませんでした。それが、2022年、皮肉にもコロナのおかげで、オンライン授業での受講コースがあると知りました。アークアカデミーの420時間通信コースは、修了試験だけを帰国して受験すればいいと伺い、このチャンスは逃せないと、すぐに申し込みました。なんとラッキーだったことでしょう。そして、アークアカデミーの皆様、そしてクラスのみなさんのお励ましのおかげで、ハノイにいながら、ついに修了証を手にすることができました。本当に感謝しております。アークアカデミーに出会えて本当によかったと思っています。(※2023年末をもってコロナ禍の特別措置が終了しているため、2024年1月以降の420時間通信コースの教育実習は「通学」でご受講いただく必要があります)

2022年12月に勤めていたハノイのセンターが急遽閉鎖となりました。そして、2023年2月末、日本への転勤が決まりました。6年お世話になったハノイに後ろ髪を引かれながら、泣く泣く帰国することになりました。1年間、岐阜と沖縄の日本語学校で留学生を対象に日本語を教えていましたが、ハノイに戻りたいという願望が日に日に募り、ハノイでの職探しを始めたところ、現在のドンズーハノイ日本語センターからありがたいご縁をいただき、2024年4月、晴れてハノイに復帰することができました。

今回は皆様にハノイの生活についてご紹介させていただきます。

ベトナムは日本のように南北に細長い国です。ハノイはその北部に位置しています。南部のホーチミンの方が発展していて、ホーチミンが首都だと思っている日本人も少なくないと思います。しかし、私は住むならハノイだと確信しています。それは、めりはりのある気候だからです。ハノイにはちゃんと四季があります。長袖を着る機会がほとんどなかったバンコクに長かったこともあり、季節の移り変わりがあり、季節を感じることができるハノイ私にとって最適な地だと思っています。冬はそこそこ寒いですが、10℃を切ることはほとんどなく、沖縄の冬と同じ感じです(ただ、夏は大変な猛暑となりますが)。

物価は現地の物なら、日本よりかなり安いです。普段ベトナム人スタッフたちと一緒に食べている学校近くのぶっかけめしは10種類くらいのお惣菜を取り放題でたったの3万ドン(185円)です(写真1)。毎日少しですがメニューが変わります。ハノイの交通(ホーチミンも同じ)は縦横無尽に我が物顔で走りまくり、逆走当たり前のバイクで有名です。まあ、慣れるまで大変ですが、それもまたよい体験だと思っています。車やバイクを持たない現地採用日本人の交通手段は、配車サービスのバイクタクシーか路線バスになります。どちらもとても安いです。路線バスはエアコンがあり、どこまで乗っても7千ドン(45円)で、大変快適です(写真2)。現在、通勤と移動にはバスとバイクタクシーを使っています(写真3)。


写真1


写真2


写真3


写真4

治安は東南アジアではかなりいいほうではないかと思います。ハノイはホーチミンより治安がいいと聞きます。ただ、観光地の店や空港の流しのタクシーは、ぼったくりが多いそうです。私は、ハノイに6年住んでいますが、一度も被害にあったことはありません。ただ、市場はベトナム語ができないと少額ですが、ぼったくるので、食品などは値札のあるスーパーで買います。

ここ最近、ハノイは急発展していて、どこにでもコンビニやスーパーがあり、買い物には全く不便がなくなりました。学校から少し行けば、イオンモールもあります。イオンモールにはDAISOもユニクロもあります。また、日本食が集まっている日本人街(写真4)へもバイクタクシーかバスで気軽に行けます。生活にはほとんど困りません。

住居についてですが、アパートは物価にしては少し高い感じがします。日本人が住んでいるアパートはほとんどがサービスアパート(掃除・洗濯つき)のようです。スタジオタイプなら300~500ドルくらいで借りられます。今、私が住んでいるアパートは大家さんとの付き合いが長いこともあり、スタジオタイプのサービスアパートを月270ドル(水道代込み)で貸してもらっています。信頼できるベトナム人の知り合いがいれば、FBなどで格安アパートが探せるようです。電気代はエアコン次第ですが、けっこう高いです。夏場だと1万円くらいかかるときもありました。生活費は家賃込み、ときどき日本食も食べて、ビールも飲んで、月700~800ドルくらいですんでいるのではないかと思います。

保険は労働許可証を取ったら、ベトナム人と同じ医療保険に加入します。しかし、日本語や英語が通じる、外国人向けの病院にはかかれません。日本の海外旅行保険はかなり高額になるので、私は現地の海外旅行保険に加入しています。基本自己負担になりますが年間4000万ドン(25万円くらい・年齢によって金額が変わります)で海外旅行保険より安いですし、日本語での医療サポートも付帯していますので大変安心です。

<後半:【大好きなハノイにもう一度!~教育現場のご紹介~】へ続く>